マーケティング
marketing
marketing
この記事はクリニックのホームページを作成する際の相場について開業後の眼科専門コンサルタントが第三者目線でお伝えしています。
WEB業者さんとは異なった視点でお伝えしていますのでホームページ作成の費用感について気になる先生や相場を先に把握しておきたい、とお考えの先生はご参考ください。
多くの先生方が経営におけるWEBマーケティングの重要性をご理解されており、ホームページを作成することは最早院長先生方にとって常識とも言える状態です。
ホームページを作成する必要性は浸透しているのですが、作成の流れや費用感についてはまだまだ広まっていないと感じます。
私も「医療機関に特化した制作会社」と言われて高い費用を支払ったのに患者が思ったように伸びない、というご相談をいただくことが少なくありません。
そこで今回は眼科クリニックのホームページを作成する際の適切な費用・値段についてお話します。
1からオリジナルのデザインで作成して10ページ程度のサイトであれば30万円～50万円が適正な費用でしょう。ページ数が増えればその分費用も増加しますが上記の費用に1ページあたり1万～2万円追加した額をおおよその適正費用をお考えいただければ結構です。
（年々相場が値上がりしているように感じますが2022年時点でクライアントの先生方は上記の相場で作成されています。）
1サイトを作成するにあたり100万円以上の高額な費用を請求されるWEB業者さんもいらっしゃいますが、そのような企業の制作実績にサイトが掲載されているクリニックの院長先生から思ったように患者さんが集まらない、とご相談いただくことがあります。
残念ながらその先生は「費用が高い≠効果が出る」を示す良い例と言えるでしょう。
クリニックの制作費用と増患効果は全く関係ありません。
開業に合わせてサイトを作成される、既存のクリニックサイトをリニューアルされる場合は費用をよく確認されることをお勧めいたします。
クリニックの経営者である院長先生方は日々診察を行う医師でもあります。
そのためお忙しいことや、そもそもWEB業界に対する相場観が無いことが原因となり他の業界より多額の費用を支払われているようです。
業界特性として医療業界は粗利率が高く経費削減に注力せずともある程度の利益が出ることが高い制作費を払ってしまう一因となっているかもしれません。
プロのカメラマンを入れ、専任のライターが原稿を作成し、WEBデザイナーがオリジナルのサイトデザインを作成します、と言葉巧みに営業してくることも要因でしょうか。
勿論WEB業者に依頼する内容が増えればその分工数が増えますので費用が高くなります。
日々お忙しくされている先生方にWEBサイトの作成方法を一から勉強してご自身で作成していただく方が良い、と申し上げるつもりは一切ありません。
しかし、ホームページ作成の目的であるWEB経由の新規患者数を増加させるために「ホームページ制作のどの部分を任せるのか」はよく検討された方が良いでしょう。
ホームページを作成する際にページ構成やデザイン、テキスト内容などをお任せにすることもできますが、そうして作成したサイトで新規患者数が増加するかどうかはサイコロに聞いてみるしかありません。
医療業界特化を謳っている業者であれば医療広告のガイドラインは理解されていますが、今のところ診療科目ぞれぞれに対してどの疾患を強く訴求するべきなのか、その先生の強みは他の先生と比べても強みとなるのか、またそれは地域住民に訴求力がどの程度あるのか、という部分まで提案していただいた業者さんにお会いしたことがありません。
ですから業者さんにお任せすると、運よく地域住民のニーズにマッチして結果として患者さんが増えることもあれば、その反対もあり、増患できるかどうかは運任せということです。
先生方がWEBサイトを作成するにあたり良い業者さんを選んでいただくための参考としてサイト作成の相談をした際に
・クリニックの立地から月あたり何人程度のWEB経由新患数が期待できそうか
・先生が力を入れたい疾患で集患が期待できるか、またその理由はなぜか
・地域性からどのような疾患を訴求すべきか、またその場合どのような強みが打ち出せそうか
などを確認されると良いでしょう。
これらの質問に対して納得感のある提案してくれる制作会社であればお任せされても良いかもしれません。
HPはWEB経由の新規患者数に直結します。
これは言い換えるとクリニックの今後の成長に直結している、ということです。
是非効果が見込めるクリニックサイトを適切な費用で作成していただきクリニックの安定成長に繋げていただければと思います。