時事情報・その他
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時々、経営にお悩みの院長先生から「事務長代行と経営コンサルはどう違うの?」とご質問を頂くことがあります。
今回は眼科クリニック専門の経営コンサルタントの目線から事務長代行とコンサルの違いについてまとめていきたいと思います。
事務長代行とコンサルは“様々な診療科目の手術をサポートできるオペ室ナースと一つの診療科目に特化した専門医”と捉えるとイメージしていただきやすいと思います。
例えば先生方ご自身が眼以外で病気を抱えた際は他科を受診されるでしょうし、日々の診療においても下垂や斜視の手術は専門の先生に紹介されると思います。
これは経営も同じです。業種を問わず日々高度化・複雑化する現代において、あらゆる知識や業務スキル、ノウハウをマスターする事は非常に難しい時代になりました。
医科診療所経営も同様で、人口が減少し、診療単価が下がり続けている一方で、情報が氾濫し患者ニーズが多様化している現代において、集患や効率化で成果を出すためには専門的な知識やスキルが求められます。
例えば私は眼科以外の診療科目では、経営の観点から集患すべき疾患が何かわかりませんし、その疾患を抱えている患者のお困りごとやニーズもわかりません。もっと言えばその患者を集患できたとしてもその結果、診療効率が上がるのか下がるのかもわかりません。
これらの要素を事務長代行と経営コンサルに当てはめて考えると、診療科目や医科・歯科問わず対応されている事務長代行業務ではその特性上、専門的な提案やアドバイスを求めると期待する回答がもらえない可能性があります。反対に振り込み業務や採用における応募者との日程調整などの業務の負担軽減を期待して経営コンサルタントに依頼すると期待と異なっていると感じてしまう可能性があります。
それぞれで対応領域が異なりますので、ご自身の目的に応じてサービスを使い分けていただくと良いでしょう。
事務長代行と経営コンサルタントのどちらに依頼するかは
「自分に代わって作業をして欲しいのか、経営改善の提案やサポートが受けたいのか」
という目線でご判断いただくと良いでしょう。
もう少し具体的に言いますと
「自院の課題について原因が特定できており、打ち手も明確になっているが時間が足りないので実行できていない」「特に困っている事は無いが、自分の時間を創出したいので振り込みや面接の日程調整、給与計算をして欲しい」というニーズでしたら事務長代行を、
「患者を増やしたいが具体的な改善点までは見えていない」「患者さんの待ち時間を短くして職員の残業を減らしてあげたい」というニーズでしたら経営コンサルタントを使われると良いでしょう。
事務長代行、経営コンサルタントいずれに依頼するとしても、成果を出してくれる良いパートナーとお付き合いしたいものです。そこで、コンサルタントの立場から良いパートナーの見極め方をお伝えします。
良いパートナーの見極め方:オープンクエスチョンを投げかけ、その回答に対して「なぜ?」を繰り返しどんどん深堀していく
経験やスキルが豊富な相手であれば、先生のお困りごとに対して納得感のある回答を返してくれ、「なぜ?」と深堀を続けても筋の通った説明を行ってくれます。
さらに何度も深堀しても嫌な顔をせず、気持ちよく回答を続けてくれる方であれば経験やスキルに加えて魅力的な人間性もお持ちの方の可能性が高く、お付き合いを積極的に検討いただいても良いと思います。
事務長代行と経営コンサルタントの費用について企業HPやサービス案内などから得られる情報を基におおよその相場をまとめると以下の通りです。
| 事務長代行(基本的なプラン) | 月10~20万円 |
| 事務長代行(経営補佐込みプラン) | 月20~50万円 |
| 経営コンサルタント | 月15万円~ |
本記事作成にあたり、事務長代行の業界調査を行って知ったのですが、事務長代行も経営コンサルもコストとしてはそれほど大きく変わらないのが実情でした。
事務長代行は“業務内容”と“所要時間”の二軸で費用が変わるようです。
スポットでの対応をされている企業もあるようで、事務長代行を利用される場合は依頼内容の所要時間から顧問型かスポット型か選択するのが良いのではないでしょうか?
経営コンサルタントはお付き合いするコンサルタントによって費用が変わる事が多く、一概には言えませんが、その方の経験がそのまま費用に反映されるとイメージいただくと良いでしょう。
参考として弊社のコンサルティング費用を公開します。
| お打ち合わせのみのプラン(ゴールド会員) | 月4.2万円(税別) |
| WEB打合せ(2時間)+3時間の作業実働(エグゼクティブ会員) | 月13万円(税別)~ |
| 現地お打ち合わせ(最大6時間)+3時間の作業実働(エグゼクティブ会員) | 月18.5万円(税別)~ |
実働が付く2つのプランは担当するコンサルタントによって費用が異なり、職階に応じてコンサルティング費用が上がります。
経営コンサルタントと言うと、“口だけ出して手は動かさない”と誤解される事が多いのですが、現代のコンサルタントは「提案+実働=業績改善」というスタイルで活動する場合がほとんどで、弊社もHPの原稿作成や、各種ツールの作成、果ては人事評価制度の作成や教育カリキュラムの作成などの実働も行っています。
経営コンサルにも弊社のような伴走型のサービスを提案している企業がありますので、コンサルタントの活用を検討される場合は実働の有無も確認すると良いでしょう。